新人看護師の皆さん、いきなりですが今の職場環境はどうですか?
頭おかしい先輩看護師に蹂躙されている所ですか?
厳しい先輩看護師にギタギタにされている所ですか?
優しくて尊敬できる先輩に囲まれて働いていますか?
様々な職場環境で働いている新人看護師さんの中で「先輩がずっと怖い、大切に扱ってもらえている気がしない」と思う方も多いと思うんですよね
でもね?先輩看護師も人間です。新人看護師の態度や行動でも先輩看護師からの扱いはガラッと変わります
今まで離れていった・うつを患った新人看護師さんなんか見ると「看護の事よりも、病棟内での人間関係においての立ち回りを教えておけばよかった」と私が後悔することが多々ありました
ということで今回は【先輩看護師から優しくされにくい新人看護師の特徴】というテーマで記事を書いていきたいと思います
新人看護師からは「うっせーわ老害!私たち右も左も分からない新人看護師だぞ!いいから優しくしろ!!」と言われてしまいそうですが、もしかしたら「大切にされない新人看護師の特徴」に気を付けることで働きやすい職場になるかもしれませんので良ければ見てみてください
新人看護師でない人も「あーこういう子いるわー、ちょっと気を付けてあげよう」って思いながら見てもらえると嬉しいです
目次
大切に扱われにくい新人看護師特徴
以下に大切に扱われにくい新人看護師の特徴と、大切に扱って欲しいと思う時のマインドについて書いていきたいと思います
目を背けたい事実も多いと思うので注意です
愛想がない新人看護師
【愛想】という言葉があります、意味を下に書きますね
1 人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。「店員の愛想のいい店」「愛想のない返事」 2 人に対する好意・信頼感。 3 (多く「お愛想」の形で) ㋐相手の機嫌をとるための言葉・振る舞い。「愛想を言う」「お愛想で食事に誘う」 ㋑客などに対するもてなし・心遣い。「何の愛想もなくてすみません」 ㋒飲食店などの勘定。「お愛想願います」
引用:コトバンク
要するに「相手の機嫌をとるために人当たりのよく振る舞い、コミュニケーションをする」行為のことを言います
そしてかわいがられない新人看護師さんの多くに愛想の無さは見られるかなと思います
余裕の無い新人看護師が先輩看護師に愛想を振りまくのって難しいですもんね
あとコミュ障気質の新人看護師さんも愛想の振りまき方が分からないって人もいると思います
愛想の無い新人看護師に対する先輩看護師の反応
愛想の無い新人看護師への先輩看護師の反応の多くは「なんだかこの子、かわいげがないぞ?」だと思います
「余裕ないんだね!人と喋るの苦手なんだね!大変だね!」なんて新人看護師の心中をアセスメントしてくれる先輩看護師など少数派です
そもそも周りに気を配れる余裕のある先輩看護師も少ないですからね
んで先輩看護師の中で「かわいげがない」とイメージ化された新人看護師さんが、何か困っている様子が見られたり、理不尽に厳しい看護師からクソ怒られている時に
「んー助けたところで感謝されないだろうし、触らぬ神には祟りなしかなー」と思って助け舟を出してくれなくなることがあります
助けてくれる先輩看護師は神だと思ってください、助けてくれるのが当たり前だと思わないようにしてください
厳しいかもしれませんが、社会人なんてそんなもんです
新人看護師も先輩看護師の愛想がないと嫌でしょ?
あと新人看護師さんに聞きたいことがあるのですが、愛想が悪い先輩、怖くないですか?嫌じゃないですか?
それ、同じこと先輩看護師も思っています
小学生みたいなこと言いますが自分がされて嫌なことは相手もされて嫌なんです
先輩から歩み寄られるのを待つのではなく、自分から歩み寄る姿勢は必要です
そうでないと神先輩看護師がいないかぎりその職場で働きにくいものになります
愛想のスタート
「そんなこと言われても愛想良くする方法なんて分からないもん!!」
って声が聞こえてきそうです。
私も新人看護師のころに、先輩から愛想よくしろと言われても、多分同じことを思っていたと思います
そんな新人看護師さんは【ある程度目を見ながら、はっきり返答する】【微笑むこと許されるタイミングでは微笑む】【ブスっとした顔をしない】だけである程度愛想よく見えると思います
多分患者さんにそれを実践できる新人看護師さんは多いと思いますので、よかったら先輩看護師さんに実践してみてください
もしかしたら今まで愛想が悪かった先輩看護師が返報性の原理で愛想よくしてくれるかもしれません
社会人として看護師でなくとも、人と関わる職業すべての必須スキルだと思いますので
そのスキルを高めていくよう新人看護師のうちから訓練できるといいですよね
新人看護師に愛想の無い先輩は、そのスキルを新人看護師時代に身につけられることが出来なかった、少し残念な方であるとも言えます。そんな先輩にはなりたくないですよね。
先輩看護師に愛想を良くするというマインドについて
そうは言っても「先輩看護師なんかに媚び売りたくねーんだよ!!」って思う新人看護師は多いと思います
そんな人でも知っておいてほしいのですが
【相手に愛想良くして、相手から愛想よくしてもらう】っていう行為は人間の返報性の原理を利用した【相手を自分の思うように操作する】行為なんですよね
いわゆる手玉に転がすというものです
「媚びを売る」「へりくだる」なんてマイナスイメージを持たず、先輩看護師を操作して手玉にとってやろうくらいのマインドでやった方が前向きで良いと思います
そのマインドの方が愛想をふりまくのには楽かもしれませんね
ペルソナを作って、自分が先輩を操作して自分にとって働きやすい職場を作ってやりましょう
それでも、先輩に愛想を振舞いたくないというのであれば、先輩から愛想よく接してもらえるとは思わない方が良いかもしれません
他者の反応は自分の行いで返ってくるもんだと思いましょう。もう、その覚悟をできている人は多いと思いますけどね
愛想を良くしても厳しい人はいる
「精一杯先輩看護師に愛想を振舞っても優しくしてもらえない!!」そんなことを言いたい方は多いだろうなとも思います
でもほら、他人にどうしても愛想を振りまきたくない人はどうしてもおります。
それに、愛想を振りまいた方がいいという文化も無く殺伐とした病棟文化を形成している職場もあるでしょう
愛想が全く届かないことも多いと思います
でも、その愛想のよさというペルソナは今後の人生において、大いに生かされる場面が来ると思うんです
だから、諦めずにそのペルソナ作りに励んで欲しいなぁと個人的に思います
オドオドする新人看護師
新人看護師さんて大抵の人が余裕ないし自信ないのでオドオドしてますよね
オドオドっていう行動の意味は不安や恐怖に怯えながら事を行う様のことを言います
さて、このオドオド
めっちゃ先輩看護師をイライラさせます
そもそもオドオドって行為は人をイラつかせやすい行為なんですよね
先輩がオドオドした新人看護師にイライラする原因としては
- 「私、そんなに怖い」と傷ついて攻撃性に変わる
- 「はっきりしろ!」と思われてキツイ指導になる
- 「昔の私見ているみたいで不快!」と先輩看護師が無意識化に思うことでイライラする
- 「なに?怒らないで欲しいの?」と先輩看護師が無意識化に思うことで不自由さを感じてイライラする
- 「オドオドしてるじゃん!いじめてやろー」って思うサイコパス看護師がいる
などがあげられます
中でも「昔の私見ているみたいで不快!」と「なに?怒らないで欲しいの?」という気持ちが
オドオドした新人看護師にイライラする人が多い原因かなと思います
新人の姿を自分に合わせてしまう
先輩看護師の中には、新人時代にオドオドしていた人も多いわけです
んで先輩看護師の先輩をイラつかせていたんですよ
そんな先輩から怒られ続けた仄暗い過去を新人看護師さんに見せつけられるとめっちゃ不快に思います
中には「オドオドしてるんだね!怖いんだね!自信ないんだね!優しくしてあげるよー!」と思ってくれる先輩看護師がいますがただの神です
ほら、新人看護師さんも黒歴史蒸し返されると深いでしょ?
先輩看護師もそんな感情を抱き、新人看護師に対してイライラさせていると思われます
オドオドとは他者を操作しようとする行為
実はオドオドって行為は【私を怒らないで!!】という思いから、やってる行為であることが多いです
言い換えると
【先輩看護師に私を怒らせないように操作しようとしている】行為であると言えます
ただこのオドオドという操作は相手に伝わりやすい操作と言われています
オドオドという操作を受けた先輩は怒れないという不自由さを感じるんです。もちろん無意識化で。
この不自由さを無意識化に感じることで苛立ちという形で表出します
だからこそ、新人のオドオドは先輩看護師をイライラさせ、結局溜まった感情をぶつけられる結末になることが多いです
オドオドしないためには
オドオドしている新人看護師さんはおそらくその職場に慣れるまではオドオドし続けます
その職場から不安や恐怖心がなくなった時、オドオドは無くなっていくものだと思います
なので早く職場に慣れてくださいね
なんて述べても解決策にはならないですね
とりあえず職場で何していいか右往左往することは仕方ないですが、先輩とコミュニケーションをするとき
目を見ながら
はっきり喋る
だけで少しオドオド感は軽減すると思われます
愛想の悪い新人看護師さんの対処法でも挙げられた策です
それが苦手なんだがと言われそうですが目を見ながらはっきり喋るって社会人として必須スキルだと思いますので
そこは修行と思ってスキル取得に臨んでいただければと思います
質問しない新人看護師
先輩看護師から見ると、新人看護師が物品探してたり、今から何していいか分からないとか、どこに報告していいか分からないとか、困っている様子はわりと分かります
助け舟を出してくれる神看護師ならいいんですが
わりと先輩看護師は「質問してこないならいーや」とほっとくことがあります
結果的に困ってる→ほっとかれる→怒られるのループを繰り返している新人看護師さんは多いんじゃないですか?
だから「質問したら怒られるかも」とか思わず、疑問や困ってることあったらすぐ質問した方がいいです
困り事があったら助けてくれるのは、看護の世界問わず学生までの価値観です。意識低い私ですらそう思ってしまいます
勿論移行期間として新人時代があるので、そこに対して先輩看護師は関わる必要はあると思うんですけどね。
サイコパス看護師以外は怒るなんてことはしませんし、自己肯定感低め系先輩看護師さんなら「頼ってくれた!うれしい!」とか思ってくれて、今後積極的に教えてくれる人も出てくるかもしれません
質問のタイミングや方法、2度聞きには注意
ただ、なんでもかんでも質問していいかというとそうではないです
例えば
余裕が無さそうな看護師に質問すると「あとにして!」と言われておしまいですし
別に今聞かなくていい質問などすると「今それ教えなきゃダメ??自分で調べて!!」となりますし
同じ看護師に2度同じ質問する(前に聞いたけど忘れちゃったとき)と「私の話きいてくれていなかったのかな・・・」と傷ついて攻撃性に変わったりしますし(すみません、前にも伺ったことなのですが、メモを忘れてしまって・・・など理由は伝えた方が良いかもしれません)
いろいろ見計らって質問するようにしましょう
難しいかもしれませんが、同僚の状況を把握するということも社会人としての必須スキルではあると思うので、余裕はないかもしれませんが、頑張っていきましょう
男性看護師に寄っていきがちになる(女性限定)
男性看護師ってわりと女性に対して優しい人が多いような気がします
女性社会で生きている男性なので、女性に優しくするという処世術を持っている男性は多めな業界です
なので、職場に男性看護師がいるようなところだと、ついつい男性看護師に頼りがちになる新人女性看護師さんの姿を見かけることは多いです
女性看護師のその姿勢に対して面白く思わない女性先輩看護師は一定数存在します
・私たちじゃ役不足なのか!!
・結局男が好きなだけだろう!!
・私たちの〇〇君を取りやがって!!
例え新人女性看護師さんがそんな意図があろうとなかろうと、その姿勢を見た先輩女性看護師が謂れのない噂を流すだなんて話も良くある話です
結果的に男性看護師以外全員敵にまわり、それをヤバいと察した男性看護師ですら離れていってしまい孤立するといった事態は起こりやすいです
分け隔てなく頼っていく
優しい看護師さんを頼ってしまう気持ちは私も良く分かります
んですが、どうしても女性が男性に近づいていく姿と言うものは、反感を買いやすいもんです
嫌かもしれませんが、できればあからさまに新人嫌いな先輩看護師さん以外の看護師さんに平等に頼っていく社会性は必要なのかなと思います
嫌かもしれませんが、それも社会人として必要なスキルだよなぁって思います
まとめ
今回は 【先輩看護師から優しくされにくい新人看護師の特徴】というテーマで記事を書いてみました
私も新人看護師さんに対しては優しくしたいとは思っているのですが、どうしても庇いきれない事も多くて、悔しくて仕方がない状況も多くて歯がゆいなぁと思ったりしています
新人看護師さんからしたら「うるさい老害、優しくしろ」と言われそうなことばかり書きましたが、社会人として生きていく上で身に着けて損はないと思います
とにかく、ペルソナ(仮面)作りに励んでみましょう
患者さんに対してのペルソナがあるのなら、同僚に対してのペルソナも作れるはずだと思います
またね!
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