☆保存版☆就職先の精神科病院を選ぶ時に見るべきの7つポイント【精神科志望の方必見】

☆保存版☆就職先の精神科病院を選ぶ時に見るべきの7つポイント【精神科志望の看護師・看護学生必見】看護師の転職

こんにちはー意識低い看護師のはむです

最近、私のブログを見て「精神科を迷っていたが志望しようと思った」「精神科に就職したいと思った」という声がちらほら上がってきていまして、私の自己肯定感は爆上げ中です


私は日々ブログやツイッターで精神科看護へお誘いしているわけなのですが、それと同時に皆さんに対して「ヤベー精神科もあるから就職先は選んだ方が良いと思うんだ!」とも伝えています

でもぶっちゃけ、選び方なんて分からないですよね?身体科と違ってリクルートに積極的な病院もあまり多くない(というか広報不足??)ですし、実際どんな病棟があるのかも実習で行った精神科病院しか知らない場合が多いでしょうしね!

だもんで今回は【意識低い現役精神科看護師が就職先の精神科病院を選ぶ時のポイント】というテーマで記事を書いていきたいかなって思います

あくまで、精神科病院2つしか経験していない看護師の意見なので、参考程度にしてくださいね

リクルートのプロでもありませんので、この記事にエビデンスはありません

それでは早速行ってみましょう!!


目次

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精神科病院を選ぶときのポイント

教育体制はしっかりしているか


もーね!一番ここが大切なんじゃないかなって思います。特に新卒で精神科就職を目指す学生さんや、第2新卒で精神科を志望する方にとっては特に重要なのかなと

精神科病院の中には新卒採用の実績が少なく、ぜーんぜん教育体制の整っていない病院は少なからず存在しています

【看護師教育はOJTで!】と言い切ってしまっている病院も私は見たこともあります。私はもちろんそんな病院へは行きませんでした。

形だけのラダーを導入している病院もあります


独力で頑張ればいいじゃんって思う人もいると思うんですが、教育体制の整っていない職場ではそういう【自己学習】の文化も根付いていない病棟も少なからず存在するのかなと思っています。私もそのような病棟での勤務経験ありますしね。

そのような文化の根付いていない病棟では自己学習していると往々にして浮いてしまうこともありますし、一度根付いてしまった病院・病棟文化を変えるのは非常に難しいです

それが嫌で辞めていった精神科看護師も多く見ました


そんな病院に新卒や第2新卒で入って大丈夫か?と私は思ってしまいます。

折角精神科に来るなら、専門性を深めどんな精神科のフィールドでも働けるようになった方が良いと思います。特にこれから精神科病院が無くなっていくという未来にも備えて。

精神科に来て専門性も深めず、患者さんに精神看護も提供せず、日々漫然と働き続ける看護師になりたいというのなら別にそういう職場に行ってもいいんじゃないかなとは思いますけどね



だから、私は教育体制の整っている精神科病院への就職をお勧めします。

教育体制の整って、自己学習の文化も根付いていて、そこで育った精神科看護師さん達の中で自分の精神看護についての学びを深めていくことをお勧めします

そんくらい教育体制って重要だなって、2つの精神科病院を経験し、強く思います

新人看護師への教育プログラムも整っていればもう、その病院に就職で良いんじゃないかな

その病院の給料が低いのなら、ある程度の年数働き精神科看護師としてどこでも働けるなと思ったら、その病院から離れたら良いだけですしね。

どうやって教育体制整っている病院を見つけるの?



まあね!その教育体制の整っている病院を探す方法を教えろって話ですよね!


私の場合は、もう手っ取り早く大学の教員に聞きました

精神看護学領域の大学教員ってわりと研究とかの兼ね合いで、他の精神科病院と滅茶苦茶つながりある人もいるんですよ

だもんで割と精神科病院の教育体制事情に詳しい教員はいます

専門学校の教員は知りません。私は専門には行ってないので分かりません。


「自分が新卒で就職して、1人前の精神科看護師になるのに適した環境の病院ってどこですか?」って大学時代聞きまくりました

新卒では大学と同じ県内病院への就職だったので、この技が使えたんですよね

んで数病院ピックアップしてもらい、実際に見学へいき、看護部に質問しまくった上で最も教育体制の整っていると感じた病院へ就職しました


んまあ、その後いろいろありましてその病院辞めちゃいましたけどね!給料低い、福利厚生皆無、給料上がらないのに大学院に行かせようとするとかあったので!

ただ、教育体制に関しては精神科病院では県内ピカイチでしたし、いっぱしの精神科看護師として働いていけているのもこの病院のおかげなのかなとは思っているので後悔していませんけどね


大卒の方で第2新卒の方も、自身が通っていた学校の都道府県内にある病院なら、この技は使えるのかなって思います


もし、専門卒の看護師・看護学生の人や、就職志望の病院が学校から離れているというのであれば、とにかく見学へ行って看護部長に教育システムについての質問をしまくった方が良いと思います

「基本的にOJTで~」とか看護部長が言っちゃう病院はやべーんじゃないかなって、個人的には思いますな

仲介業者など使わずに自分で連絡するなり、見学がハードル高いなら就職相談会でも良いのでそこのところの話は聞いた方が良いと思います


いや、OJTのみっていうの、全部が全部悪いわけではないとは思うんですけどね?精神看護の専門性が高い人が指導につく場合は良いと思うんですが、そうでない場合は悲惨です。もう運ゲーになる可能性が高いよって話しです



20代の看護師がいるか・奨学生を募集している病院か

わりと皆さん見落としがちなのですが、その精神科病院が奨学生を募集している病院なのか否かは見た方が良いですよね

人手不足な職場であるという可能性が高いのはデメリットなんですが

新卒看護師を受け入れている精神科病院であるということを知れる良い目安にはなりますよね

新卒看護師を受け入れ、看護教育を行っている病院とも言い換えられますしね
必ずしもそうでない病院もあるので一概には言えませんが


また新卒看護師を受け入れているということは、ベテランの多い看護師の多い精神科病院の中でも、比較的若い看護師が多い精神科病院ということにもなります

若い看護師がある程度いた方が新卒・第2新卒の看護師さんも働きやすいのかな、と思います

それでも年齢層の高い病院は多いんですけどね


年齢層の高い病院・病棟はベテランさんの発言力はやっぱり強いですし、良いベテランさんなら良いのですが、悪いベテランさんの看護が浸透してしまっている病棟も多いのは事実です。身体科でもそうだと思いますけどね。


なので見学の際に、看護師の年齢層についても確認した方が良いとは思います

ただ、若手が多すぎる病院は離職率も高く福利厚生も良くない病院が多いので、そこも注意しておいた方がいいと思いますけどね。ある程度均等な年齢層の病院が良いんじゃないかなとは思います。

精神科救急病棟の有無


精神科病院への転職の際に私が一番注目したものは【スーパー救急病棟設置の有無】でした

スーパー救急病棟を設置している病院は少ないのでこの際、精神科急性期病棟でも良いとは思うのですけどね


精神科療養病棟や認知症病棟のみを設置している精神科病院も多いです

勿論、それらの病棟での勤務経験は精神科で働いていく上でとても大切なことです

長期入院患者・退院困難例への看護は大切ですし、その退院困難例の地域移行を進めていくのが精神科看護の醍醐味の一つだとも私は思っています


んでも、それだけじゃ精神科患者さんの一側面しか見れません


精神科救急では様々な疾患・重症度の患者さんを看ることができますし、入院してきた患者さんをニューロングステイにするわけにもいかんので患者さんへの退院支援も積極的に行っています。

私は慢性期と救急を行き来している身ですが、やはり救急を知ってからの慢性期は視点が違って見えますし、救急で培ってきた退院支援技術は慢性期で存分に活用できます。

逆に救急経験のみも良くないと思いますけどね。退院困難例を慢性期にどんどん送り込んで将来の自分の首を絞めることに気づいていない看護師さんも見たことありますしね。

救急と慢性期をどちらも経験できると精神科看護師としての幅は広がるし、専門性は深まるのかなという風に思います

私がスーパー救急設置病院への転職にこだわったのはそんな理由でした。




これから精神科病院は無くなっていくと言われている時代です

そんな時代でも精神科救急のニーズは無くならないとは思いますし、精神科救急を支えている役割を果たしている役割を持つ療養病棟なら、数が減りはすれど無くならないのかなと思っています

療養病棟しかない精神科病院はこれからどうなっていくのか私には予想できませんけど、少なくとも救急病棟を有している病院と比べた時にリスキーな存在だとは感じています

経営破綻の可能性のある病院に務めたくはないですもんね。特にまだ若い看護師は。


療養病棟はイメージ通りの精神科看護はできない?


さっきから療養病棟って言葉をよく使っていますが、精神科慢性期だと思ってもらえればいいと思います

んで、精神科慢性期って今めちゃくちゃ高齢化しているんですよね。療養病棟でも男性病棟・女性病棟・社会復帰病棟・身体合併症病棟と機能を分けている病院は多いので一概に言えませんが。

社会復帰病棟の患者さんの平均年齢70代越えみたいな病棟もあったりします

男性病棟のオムツ着用患者さんが病棟の半数越えみたいな病棟もあります


んで看護基準が15対1でしょ?オムツ交換とか点滴とか誤嚥・窒息とか滅茶苦茶多いのに。間食の対応もあるのに。患者さん同士のトラブルも多いのに。んで補助員さんも雇っていない病院も多い。

おそらく、そのような高齢者の患者さんが多い病棟って、皆さんがイメージしている精神看護とは異なる現場なんじゃないかなって思います

私もそのような病棟で働いたことはありますが、ゆっくり話を聞く時間などあまりないです

その少ない時間をやりくりして、精神看護としての関わりを持って治療的関係を形成し、退院支援を行っていきます。


私は療養病棟のみの精神科病院では働いたことはありませんが、もしかしたら療養病棟しか設置していない病院の中には高齢者病院となっている病院もあるかもしれません。


その辺注意必要です

そして繰り返し言いますが療養病棟によりけりです。全部が全部そうではないので誤解しないでくださいね。


スーパー救急設置してても安心できない?


んで、実はスーパー救急病棟って、病院ごとで毛色が全然違ったりします


統合失調症の患者さんはリピーターのみ、新規患者さんはほぼおらず、新規の患者さんが来たとしても救急の輪番で来た患者さんと認知症患者さんが殆ど、みたいなスーパー救急も存在しています

そのようなスーパー救急が今後どうなっていくかはちょっと私には分かりません


またスーパー救急を複数持っている持っている病院などは、スーパー救急ごとで病棟機能を分けている病院もあります

【自傷他害対象】【アルコール依存対象】【高齢者以外が対象】【ストレスケア対象】【認知症対象】【精神遅滞対象】みたいな分け方をしている病院もあるので、スーパー救急を複数持っている精神科への転職を考えている際はその辺も情報収集しといた方が良いと思います。


常勤の精神保健指定医はどれだけいるか


わりと常勤の精神保健指定医の人がどれだけいるかも重要となってくるんじゃないかなって思います

精神科病院の中では常勤の精神保健指定医が数人しかいないみたいな病院も存在しています


それこそ、当直を回すのにも一苦労!みたいな病院です


非指定医の医師が当直だと、どうしても患者さんの行動制限の必要になった時にその対応が滅茶苦茶遅れることも多いです。当直するなとはもちろん言えませんが、非指定医の当直の日に看護がどえらい負担を被ることは往々にしてあります


そしてもう当直がほぼほぼ指定医ではない病院などは、そんな場面に遭遇することが頻回になってくると思います

いや、指定医が多かろうが少なかろうが、非指定医が当直の日はあるんですけどね

そして非指定医の当直の日は救急の輪番では無いので、あんまり入院は来ないなラッキーって思うこともよくあります



最低でも1週間は指定医で回せるくらいの人数である7人以上の精神保健指定医を有している精神科病院への就職を考えた方が良いのかなって個人的に思います


というか、経営の危ない病院って医師は集まらないですよね・・・?知らんけど

病院併設の訪問看護ステーション・デイケアなどが盛ん

なんで精神科病棟に就職するのに、訪問看護ステーションとかデイケアを見るのって話しですが

わりとこの辺大切になってくるとは思います

病院経営的にはどうなのか分かりませんが、この辺の活動に力入れている精神科病院の地域移行能力は高めなんじゃないかなって個人的に思っています


病院併設の訪看・デイケアが病棟に入り、一緒に患者さんの退院支援について考えてくれますし、患者さんが地域で過ごすための組織が1本化されているのって強みだなぁって思います

またデイケアの機能が多様であれば良いなあって個人的には思います

精神科病院の中には慢性期の患者さん向けのデイケアしかない所もあります。統合失調症を発症したばかりの人向けのデイケアや、復職デイケア、気分障害圏の方向けの機能を有しているデイケアなどが併設されている病院は良いよなあって思います

その人たちと関わることで、自身の退院支援技術の向上も狙えますしね


給料・昇給率

腰を据えて精神科で働きたいと思っている人はここも見る必要はありますよね


知っている人も多いとは思うんですが身体科病院より精神科病院の給料が高いという時代はとっくの昔に終わっています

危険手当など出ていない病院も多いです


んまー現状収益出しづらいと言われている精神科なのに、看護師の給料はやたら高いみたいな病院はそんなに無いんじゃないかなと思った印象です

探せばあるとは思いますけどね

その辺も面接のときに聞き出す必要はあるのかなと思います


大雑把に看護師の定期昇給は3500円程度だったと記憶していますが

中には1万円の定期昇給をしてくれる病院もあります


あと、看護師経験を年数として見てくれるかとかも大切ですよね

福利厚生とかも


んでもその辺の事って私全然詳しくないので、ちゃんと別の媒体で情報収集しといた方が良いのかなあって思います


その辺「ま!いっか!」で終わってしまうと、生涯年収にえらい差がつくこともありますのでご注意してください。



民間か公立か公的医療機関か


わりと民間病院なのか、公立の精神科なのか、公的医療機関の精神科か

国立病院機構などにも精神科単科病院はあります


この辺は確かな情報を持っていないので書きませんが、この辺の絡みで精神科病院の運用方法は変わってくるなって印象があります

それに巻き込まれるのは看護師なので、その辺の情報も収集した方が良いなあって思います

残業代についてとか有給取得率とか組合とか・・・ね?察して。

まとめ



【意識低い現役精神科看護師が就職先の精神科病院を選ぶ時のポイント】というテーマで記事を書いてみました


わりと精神科病院ちゃんと選択しないと、とんでもブラック病院を引く可能性もあります。ホワイト病院が多いとうわさされていますが、あんまりそんなことないです。

その辺気を付けながら就活してもらえばいいのかなと思います

ポロリもあるよ
https://notautinurce.com/2021/07/18/seisinnsosusume/




また、冒頭でも言いましたが、これって私が勝手に思っていることなので、あんまり鵜呑みにしないで欲しいなあと心から思います


またね!

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