先日こんなツイートをしてみたら
「自己肯定感が低い人は成功体験を積んで自信持とう」なんて言う人いるけど
— はむ*意識の低い精神科看護師ブロガー (@purupurupokke) April 25, 2021
自己肯定感低い人間はな?
どんだけ成功体験積んでも、自分の欠点見つけ出して結局自己肯定感下げてくんだよ
挙げ句成功体験積もうとした結果失敗体験積んだら更に自己肯定感下げるんだよ
簡単に成功体験なんて言葉使うな
わりと共感得られたのか、皆さんの反応を得られることができました
私も20代後半に至るまで自己肯定感の低い時期を過ごし続けてましたので
今回はツイートした内容である「自己肯定感は成功体験を積み重ねるだけじゃ向上しないんじゃねーか」というテーマで記事を書いていこうと思います
目次
私の自己肯定感をあげようと成功体験を積み重ねていった結果
私は記憶上小学校の低学年から自己肯定感の低さに悩んできたと思っています
同級生と比べて成績が悪い同級生と比べて
- よく泣く
- 同級生と比べて太っている
- 同級生と比べてよく怒られる
- まわりが私の口調馬鹿にしてくる(側音化構音のため)
- まわりに比べてなんて自分は不細工なんだろうか
- なんでこんなに頑張っているのに勉強できないのか・通知表の成績が悪いのだろうか
- まわりはこんなにきれいな字を書いているのに、私は習字まで通ってなぜ字をきれいに書けないのだろうか
こんなことにばっか悩んでいた記憶があります
んで小学校高学年にして「こんな馬鹿されてたらあかん!もっと頑張らな!!」
って一念発起して中学受験をしたわけです
思えばそれから「自己肯定感の低さを積み成功体験を重ねて克服してやろう」
と成功体験を追い求める人生になっていったような気がします
それから
- 中学受験合格
- 高校でインターハイ出場・国体選手に選出
- 部活の成績で有名私大から推薦の話がくる
- 通知表でオール5達成
- 国公立大学現役合格
- 某プロスポーツ団体プロライセンス取得
と、こんな感じで成功体験を重ねていったんですよね
字面だけみたらめっちゃ凄くないですか?一つ一つの事柄は大したことありませんが、ただの凡人である私が成功し得ることを全部達成しようとした結果で得られたものが上記の経歴です
よく執念だけでここまで達成出来たもんだなと今でも思います
こんだけの経歴あったら自信持って良さそうじゃないですか?
ところがどっこい全然自信も持てないし自己肯定感も上がんないんですよね
どの分野でも常にさらに上位の存在がいてそれと自分を比べ、なんて自分はダメな奴なんだと僻むというサイクルに陥っていきました
結局成功体験を積み重ねても自己肯定感低い人って全部失敗体験に変換されてくんですよ
勿論全員が全員そうでないとは思うんですけど、少なからず私はそうでした
成功体験の低さは成功体験を積み重ねて向上させようなんて言葉の無責任さ
そんな経験があったかして、私は「自己肯定感の低はを成功体験を積み重ねて向上させよう」なーんて主張に関して非常に懐疑的です
元々自己肯定感低くない成功者の意見だと思ってしまうんですよね
成功体験=自信とみなしたときに、どんだけ自信つけようとしたとて、なんかでつまづいて自信喪失するなんて日常茶飯事ですよね
なんかでつまづいて自信喪失する程度の自信しか持つことが出来ないから自己肯定感低いんですよ
壁を乗り越えたら成長する?
壁を乗り越えたら壁しかありません
そんな壁を一生乗り越えられるのはやっぱ自己肯定感の高い人なんじゃないかなって思います
おそらく上記の発言って成功体験を多く経験することで自信を持つことができるから、自己承認欲求を高めようね!って趣旨の発言だと思われるのですが
大抵の自己肯定感低い人って他人に認められたい欲求(他者承認欲求)が強い人の方が圧倒的に多そうですし
成功体験を経験する=他者に認めてもらうという自己肯定感の低い人の思考回路についての配慮がなされていないように思いますので
結局「自己肯定感の低はを成功体験を積み重ねて向上させよう」なんて言葉は無責任な人間の戯言だと思ってしまうんですよね
そもそも自己肯定感なんてものは簡単に上がることは無い
一般に自己肯定感というものは幼少期より形成されるもんと言われてます
幼少期の発達課題をクリア出来てないとも言えそうですね
自己肯定感の低さなんぞ人格の問題だと思ってるので
自己肯定感が低い人が自己肯定感が高い人になることって殆ど無いんじゃないかなと思います
特に大人になってからは難しい
自己肯定感なんて簡単に上がりません
少なくとも私は20年程自己肯定感向上の取り組みをしてきましたが、自己肯定感が上がった試しなどありませんでした
でも、自己肯定感低い人が自己肯定感高い人に憧れて頑張って頑張って最後は潰れてまた自己肯定感低くなる
そんな経験この記事をここまで見てくれた人ならあるんじゃないでしょうか?
私の人生はずっとこんなんでした
成功体験なんてものを追い求めるのはやめよーぜ
もう、疲れちゃうから中身の無い成功体験追い求め続けるの辞めちゃいませんか?
自分で無理やり身につけた虚像の自信なんて儚いもんです
自信がついてる時っていつの間にかついてるもんです
なので、とりあえず
・脆い成功体験を追い求めるのは止めてみませんか?
・仮初の自信をつける行為は止めてみませんか?
・方向性の違う努力を辞めませんか?
もしかしたらそこに自分の自己肯定感の低さをなんとか出来る手がかりが見つかるかもしれません
以下の記事に、私が向き合った承認欲求ってやつの記事がありますので良ければ合わせて読んでいただけたらなぁと思います
まとめ
今回は 「自己肯定感は成功体験を積み重ねるだけじゃ向上しないんじゃねーか」というテーマで記事を書いてみました
努力は無駄とは言いません。間違った努力も経験の一つだと思います。むしろ努力が無ければ前に進めませんし、失敗が糧になるとも思います
ですが、わざわざ失敗に向いて積極的に動くのはまた違う話なのかなとも思います
では!
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