こんにちはー意識低い看護師のはむです
看護師の皆さん、そうでない方も「ラクしたい」って思った事無いですか?
私はいつもラクしたいって思いながら働いていますし生きています
ただこの看護師業界【ラクしたい】という思いは悪である風潮があると感じたことが無いですか?
そんな悪だと怠惰だとか思ったことも人も、例えば「新人看護師は苦労するもの。苦労は買ってでも経験した方が良い。苦労したくないと思うのは甘えではないか?」って思っている方は案外多いのかなと思います
今回は【看護師が”ラクしたい”と思うことは悪なのか?怠惰なのか?】というテーマで記事を書いていこうと思います
それでは早速行ってみましょう
目次
看護師にとっての【ラク】とは?
さて、一口にラクとは言っても、人それぞれラクと思う基準って違うと思うんですよ、多分
ということで、看護師が【ラク】だと思うものについて書いていこうかなと思います
・体が疲れない
・心が疲れない
・業務量が少ない
・責任を求められる業務が少ない
・業務が難しくない
・残業がない
・前残業がない
・休憩時間返上がない
・時間外で行う勉強や研修がない
この辺になるのかなあと思います
つまり、看護師がラクしたいという思いって
【体力的な余裕が欲しい】
【精神的な余裕が欲しい】
【時間的な余裕が欲しい】
【責任を求められない】
これらの言葉に言い換えれるのかなぁと思います
ラク=悪・怠惰ではない
思うんですけど、【体力的な余裕が欲しい】【精神的な余裕が欲しい】【時間的な余裕が欲しい】【責任を求められない】って思う事は別段特別な思いでは無いのではないでしょうか?
誰しも思うでしょ?こんなこと。
【人生にゆとりを持たせよう】という言葉はこの世界には溢れています
看護師も患者さんにゆとりを持ってもらうために様々な介入をするでしょうに
人生に余裕を与えない”疾患”ってやつに対して介入して、患者さんに対して人生に余裕を持ってもらうのが看護師の仕事でしょう
そんな仕事をしている看護師が、同僚や同業種が【ラクしたい】と思うことに関して、どうして嫌悪感を抱くんでしょうか。
そりゃあね!自分はラクしていないのに、同業者がラクしているのを見たら腹立ちますよね!怠惰だと思っちゃいますよね!
ただ、一方的なイラつきと悪だと思われる行為って別段関係は無いので、結局ラク=悪ではないし、怠惰ではないと言えるのではないのかなと思います
ただの同調圧力だよねーバカバカしい、なーんて意識低い私は思ってしまいます
ラクであることのメリット
さて、では看護師が【ラク】だと感じながら働くことメリットについて書いていこうかなと思います
メリットはもちろん
【人生に肉体的・精神的・時間的な余裕が生まれる】ですよね
これらの余裕が生まれるとどういうものが得られるのかというと
【心身の健康の好循環】と【人生の豊かさ】ですよね
下記に書いていこうと思います
身体が壊れない
そらそうですよね。
人間は風呂入って寝るだけじゃヒットポイント全快しません
体力に余裕の無い状態ならば、負債はどんどん溜まっていきますし、下手すりゃ身体をぶっ壊します。
また精神に余裕を持てていない人も、体に影響が出るなんてことも日常茶飯事です
時間的に余裕があれば、休息時間もじっくりとれますしね
皆さんも、そんな風に身体を無理させて、体をぶっ壊して入院してきた患者さんをアホほど見てきたのではないでしょうか
全然他人事じゃないです
心が壊れない
ストレスが溜まりに溜まって、心の病を引き起こすなんていうリスクは減りますよね
案外、無自覚に心の病を抱えながら働いている看護師さんは多いもんなのかなとは思います
めっちゃ辛い、めっちゃ生きづらいという思いを抱えながら働くのは避けたいですよね。避けられていない人は多いですが
視野が広がる
【視野が狭い】という状態は往々にして【余裕がない】時に起こりやすいものです
「どうせ自分なんか、こういう働き方しかできないんだ・・・」とか呟く人はいますが、外から見ると滅茶苦茶視野が狭いですよね?
視野が狭まることで、自分の可能性をつぶしてしまうことは多いですし、余裕の無い環境に身を置かざるを得ない状況になりがちです
【自分を客観視する】という取り組みをしている人は多いと思いますが、結果的に全く自分を客観視できていないなんて事態も発生しがちです
人生の余裕が、視野の広がりを促すことは多いです。
休日に気分転換活動できる
ホントに余裕がない人は休日の気分転換活動すらままならないですよね
そりゃあ休みの日には家でグッタリ休まない事にはまともに仕事できなくなりますしね
気分転換活動って体力があり、精神的にも疲労は少なく、時間的余裕もあって初めて行えるもんです
休日を気運転換活動に充てられるって素敵ですよね
私も気分転換活動でこのブログを書いています
「疲れててでも遊びに行くよ私は!!」って人も思いますが、ストレス解消のための浪費や暴飲暴食に励んでいる方も多く、そのような人は適切な気分転換活動と言えるのかどうかは微妙な所ですよね
休日返上で育児されている方、私は尊敬いたします
自己投資できる
さて、気分転換活動をする時間もあれば、自己投資する時間も生まれます
自己投資の内容は人それぞれです
・看護に関する学習や資格取得
・教養を身に着けるための学習や資格取得
・収入や資産を増やすための学習や資格取得
・自分の容姿や体型を向上させるための取り組み
などなど、人生を豊かにするための自己投資の時間が生まれます
自己投資って必ずしも人生に必要ないものかもしれませんが、人生を豊かにする手っ取り早い行動とも言えますしね
勿論自己投資の内容については精査する必要はあると思うし、振り返ってみればただの浪費だったという事に気づくことも多いので、しておけば良いってもんでもないと思いますけどね。
ラクな看護師は自己投資をしなければならないとは思っていませんし、実際私は何もしていませんが、できればした方が良いんじゃないかなと思ったりはします
労働生産性の向上
これは、看護師を雇う組織や管理者側のメリットでもあると思いますが
余裕を持っている職員の労働生産性は高いはずです
余裕を持つ視野の広い看護師は、今の職場でどのような知識や技術を有していれば良いのかを把握できますし、自己研鑽を行います
それゆえ、質の高い看護を提供できる人も多いですし、視野の広さから患者さんの変化にも敏感に察する看護師も多いはずです
患者さんの対応についても余裕を持って行うことで患者さんの満足度も上がり、リピート率は上がるはずです
身体的な疾患になるリスクは低く、欠勤のリスクは減りますし
精神的な疾患になるリスクも低く、欠勤のリスクも減ります
時間内に業務を終えることが出来るため、残業代などの出費を抑えることもできます
これって雇用者・労働者ともにメリットであると思いませんか?
ラクさだけを追い求める危険性
さて、今まで【ラクって良い事よー!!】って書いてきましたが、それと同時に【ラクさだけを追い求める危険性】というのも存在します
以下に書いていきます
ラクさ=楽しさとは限らない
ラクさと楽しさってイコールにはならないんですよね。
勿論、ラクに働くことで楽しさを見出せる例もありますが
ラクさを追い求めた結果、自分の全く興味の無い仕事を行うことになり「仕事がつまらない」と楽しさややりがいを見出すことが出来ないなんてよくある話です
ラクなのに、つまらないから辞めるって話しはよく聞きますし、精神科でもそのような理由でわりと短い期間で退職される看護師さんはいますかね。
ちゃんとある程度自分が興味持てそうな働き方は考えておいた方が良いと思います
楽しさとかやりがいとかを捨て去ってでも、ラクさを求める方もいると思うので、その辺は人それぞれですかね
ラクさ=怠惰ではない
【ラクなことは怠惰である】と思う人がいる、という話は前述しましたが
たまにラクさを求める人の中にも「ラクであるという事は怠惰に過ごしても良いという事だー!」と勘違いしている人がいます
ラクさを感じて働いている人とは【余裕のある人】の事を述べているのであって【怠惰な人】を指しているわけではありません
そんで、怠惰な人が好き勝手に動くことにより、ラクに働いている人も一緒くたに見られてしまうという事は往々にしてある話です
周りの職員の足を意図的に引っ張るような働き方は、看護師としてというより社会人としてどうかなとは思います
こちらとしては迷惑だなぁと思います。口出しできませんけどね。
経済的なリスク
ラクな働き方と引き換えになりやすいのは【経済的なリスク】かな、とは思います
勿論、自分の生活水準と収入が釣り合っており、今後の収入も担保されているのならば問題ないと思いますが
昨今の看護師業界、いや医療者業界はそうも言ってられないですよね
人口の減少、病院数の減少、学校設立による専門職の増加という日本の傾向は止まらないでしょうし、看護師も好きな働き方を自由に選べない時代の到来は避けられないと思います
そんな時、ラクさを優先してきた看護師の収入の担保が無くなった時、どう立ち回ればいいんでしょうね
看護師として、もしくは社会人として何か強みを見いだすことのできた【自己投資してきた余裕のある】看護師なら問題ないのかもしれませんが
【自己投資をしていないが余裕はある】看護師は【ラクではない】環境に耐え抜いてきた看護師よりも過酷な未来が待ち受けている可能性はありますよね
なので、職場選びや自己投資については検討した方が良いのかなぁとは思います
まとめ
今回は【看護師が”ラクしたい”と思うことは悪なのか?怠惰なのか?】というテーマで記事を書いてみました
看護師として自分がどのように生きるのか、その辺については人の評価で決めるものではありませんし、好きに生きたらいいんじゃないかなとは思います
ただ、リスクも伴うことをお忘れなく・・・
またね!
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