東京女子医大で医師100人超が退職したというニュースから見る医療業界がブラックとされる理由について~意識低い看護師の視点~

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こんにちわ!

意識低い看護師のはむです!

今回はニュース紹介の記事になります



さて先日(2021.4.20)に東洋経済オンラインからこんな記事が出てました

スクープ!東京女子医大で医師100人超が退職
一方的な経営陣の方針に抗議の意思表示か


また内容については本文を読んでもらえばいいと思うのですが要約すると


【最先端の医療を経験できる場を提供するから、安い賃金で労働力を提供してほしいな!でもそれじゃお金足りないだろうからバイトは週に1回して良いからね!】

というスタンスの病院が

【政府の方針に沿って働き方改革するよ!だから週1回のバイトは辞めてね!するなら基本給減らすからよろしく!最先端の医療を経験できる場を提供するから

というスタンスに変わって

【奨学金返済やら医師を続けるための費用やらで出費がかさむのにこんな給料じゃやってけないよ!じゃあ辞めようかな!!】

というわけで女子医大のグループ全体で100人以上の医師が退職しましたー!

という内容の記事でした




さてこの記事は医師だけでなく看護師、すべての医療従事者も他人事じゃねーよなって思ったことが一つあります


それは【最先端の医療を経験できる場を提供するから、安い賃金で労働力を提供してほしいな!】という部分です


この病院のように、安い労働力を確保するために【経験】を売りにする病院は多いと思います

要するに

【労働力】=【安い給与】+【経験】で労働力を確保しようとしている所ですね


医療の最先端とは言わないまでにしても

地域の基幹病院の給与が他の病院より低いなんてざらにある話じゃないですか?



んでも、医療者としての経験を積みたいためこのような病院に就職していく医療従事者なんぞ沢山いるわけです



それで何が問題かというと

この【労働力】=【安い給与】+【経験】の図式が成り立っていない病院が非常に多いのだと思います



東京女子医大では【労働力】>【安い給与】+【経験】という事態が発生したからこそ

100人を超える医師の退職が発生したわけです






さて!私は看護師なので、看護師の話をしたいのですが

看護師も【労働力】>【安い給与】+【経験】となっている職場で働いている所が多いんじゃないでしょうか


それゆえ皆頑張れず、病んでいき、一生働ける職種・職場ではないと思い

しまいには看護師の仕事自体を辞めていってしまうんだと思います

私の完全なる妄想なのですが、あながち間違ってないんじゃないかなって思います



さて、話は一旦置いといて

一般企業に目線を向けていきたいと思います


おそらく一般企業が求人サイトで

「私たちの企業は様々なキャリアを(多分)積むことができます!うちの会社で働いてみませんか!?(基本給17万スタート定期昇給なしみなし残業)」

とアピール文を出している所ってあまり見ないと思うんですよね


皆、ブラック企業としてその職場への就職は回避するのではないでしょうか



でも医療業界って、そんな求人いっぱいありますよね

先ほど述べたように地域の基幹病院の給料が安いなんてざらにありますよね


いくら最先端の医療を提供する職場であったとしても

いくらその病院でしかできないような医療が存在するとしても

実際その経験がその医療従事者のキャリアにつながるなんて分からないんですよ


またその病院でそのような特別な経験が積めるかも分からないんですよ


用意された教育プログラムが本当に実績のあるものかも分からないんですよ




それでも、【労働力】=【安い給与】+【経験】をウリにしている病院に就職していく看護師・その他医療従事者など数多く存在してます

その病院が実は【労働力】>【安い給与】+【経験】というブラックな職場であることを知らずに






東京女子医大のニュースは

日本の医療業界がブラックとされる理由の氷山の一角が世間に知れ渡った

というのが私のこのニュースに対する感想でした




皆さんの職場も【労働力】>【安い給与】+【経験】の職場じゃありませんか?


それでは!

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